シャモニクラブ 個人山行記録

北穂高

日時:2013年10月12日〜13日

参加者:小野(L、写真、報告)小林(真)+ゲスト3名
写真の一部はゲストのFさんのものを使っています。


10/13 北穂頂上

 今回の山行は自転車仲間から念願の3000m峰に登りたいという話から始まり、紅葉の時期の涸沢がよかろうということで当初3人の予定だったが、さらに2人が加わって合計5人(男3人、女子2人)での山行となった。このうち1人は前に岳沢〜前穂〜奥穂の縦走を経験していて、7月からクラブに加入した小林さん、後の3人は3000m級の山は初めてである。当初11日から13日の2泊3日でプランしたが、11日の予定がつまっているとのことで、1泊2日の窮屈な日程となった。11日の上高地行の夜行バスでの上高地入りを考えたが、満席でチケットが取れないということで、どちらにしても、初日は涸沢ヒュッテまでなので、2台の車に分乗して沢渡に向かい、そこからタクシーで上高地入りすることにした。

行程:
12日:早朝東京発、沢渡経由上高地(9:30)−徳澤(12:00)−横尾(13:10)−本谷橋(14:25)−涸沢ヒュッテ(16:30)
13日:ヒュッテ5時発−北穂頂上9:10−涸沢ヒュッテ(14:00)−上高地(20:00)


 
12日 横尾本谷橋を越えて

涸沢上部の紅葉ヒュッテのテラスで乾杯

13日の南稜の登りでは、前夜の公設と登山道の一部凍結もあり、また少し寄り道もあっておよそ1時間くらいの遅延だったが、涸沢への下降では初心者にとっては岩稜のくだりはきつく、予定よりも2時間半(合計で3時間半)の遅延となった。


13日 朝日に染まる奥穂北穂南稜からヒュッテ方面

南稜上部にて奥穂への分岐をこえて

 今回、参加者の都合できつい日程になってしまい、また、北穂南稜のような初心者にとって難儀な登り降りで、大幅に予定時間をオーバーし、本来なら上高地で足止めされるところであり、たまたま運よく他の客を待っていたタクシーを捕まえて辛うじて沢渡まで降りることができたが、もっと余裕のある計画を組むべきだったと反省している。

参加者は今回の登山には、大混雑の時期にも関わらず、涸沢ヒュッテのいつに変わらぬおもてなしを含め、紅葉+雪の景色、北穂頂上の眺望など大満足だったようであるが、暗い夜道を横尾から上高地まで歩いたのは私にとっては(もともとそういう計画をたてないので)初めての経験でした。かなり昔に塩谷さんと6時にゲートが閉まるというので、同じ道を走ったことを思い出した(笑)。
F夫妻とは沢渡で別れ、私たち3人は帰京することにして松本インターから長野道・中央道経由で(事故渋滞で大遅延に巻き込まれながらも)荻窪で26時に二人を降ろし、川崎の自宅には27時に到着しました。
 釜トンネルは今の時期は7時にゲートが閉まる規則になっていたため、最悪の場合、上高地で宿舎を探さねばならないと考え、西糸屋山荘に泊まれるか否かを店主と親しい山川さんまで駆り出して無理やりスペースを確保していただきながら、タクシーが捕まえられたため、それをキャンセルすることになり、お世話いただいた支配人に丁重におことわりし、帰宅してから店主にも顛末をお話しご理解を得、逆に激励されてしまいました。
 なお、槍ヶ岳や穂高に行くのに雨具やヘッドランプを持たない輩がいるという話を聞いて唖然としたところですが、今回は個人装備については私が指示したとおり、みなさんしっかりした装備で全く不安は感じませんでした。


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