シャモニクラブ 山行記録

雪上技術講習会(1)

日時:2014年2月23日

参加者: 冨田(講師)、横倉(担当)、藤波、小野(写真)、柴崎、長嶌、渡邉、小林真


2月19日の机上講習の実習訓練(八ヶ岳で1泊2日の計画だったが大雪の影響で、場所を塔ノ岳大倉尾根に変更)のため、小田急渋沢駅に集合。


雑事場ノ平にて

渋沢駅から大倉まではバスで。ロングスパッツなど足回りの準備をして雪解けの大倉尾根をたどり、雑事場ノ平のベンチで一休みし、西側斜面の雪の状態を偵察したところ、傾斜も積雪もてごろなのでここで雪上訓練を行うことに決定。
ハーネス、カラビナ、スリング、ビレイ器、アイゼンなどの準備をし、
最初は、ストックを支柱にしたツエルトの設営の練習をし、次に準備として、立木を利用した確保の準備としてロープをブーリン結びで結索し、さらに正しい末端処理を復習。

いよいよ雪山技術訓練開始、初心者は確保してもらい歩行技術の練習(斜面の登下降、トラバースでアイゼン、ピッケルを使った雪山の歩行の練習)
続いて滑落停止(ピッケルを使って自らを停止する技術(うつ伏せ、仰向け、頭を下になど様々な姿勢での停止技術)を習得

立木を使ったビレイ斜面の歩行練習

斜面の歩行練習腰がらみの確保の体制

次は雪山でのビレイ。ハーケン、ボルトなどの支点がないときは立木、岩角、ピッケル、スノバーを使って支点を作る。また、懸垂の時は木の枝(枯れ枝はだめ)をまとめたり、スーパーのレジ袋を埋めこんで、支点とする方法を試す。確保方法についてはもちろんセルフビレーをしたうえで、肩がらみ、腰がらみ、グリップビレイ、ムンターヒッチ、スタンデイングアックスビレイを練習。

同時登攀のビレイ(コンテニアス)については、東京方式、大阪方式、ショートロープ(ガイドビレー)をパートナーを交代しながら練習をくりかえした。
ピッケルを埋めた支点自身の滑落停止

コンテニアスのビレイの準備(東京方式)東京方式歩き始め

東京方式確保大阪方式歩き始め

大阪方式による確保ガイドビレイの準備

全員集合講習会終了

ロープワーク、確保技術などは、しばらくやらないと忘れてしまうので、繰り返し練習することの必要性を痛感した講習会でした。講師の冨田さん、教育担当の横倉さん、参加された皆さんお疲れ様でした。次回の実習は谷川岳です。  (小野記)


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