シャモニクラブ 山行記録
小川山クライミング&キャンプ
日時:2015年10月11日〜12日
参加者:L横倉、冨田、長嶌、山川、猪口、柴崎、小野 計7名
| 12日朝 駐車場から(O) |
もともとは10日〜12日で計画した山行だったが、低気圧に変わった台風の影響で天気予報がぶれて、最終的にこの日程に変更になった。皮肉なことに10日が晴れ、11日が雨のち曇り、12日晴れの天気となった。
山川さんと私が激しい雨の中、廻り目平についたときは、雨は小降りになっていたが、ほかのメンバーはすでに到着していたが、雨がふっているため、三々五々車で休んだりして、テントやタープの設営も雨がやんでからとなった。
キャンプの準備ができたところで、お昼をとり、しばらく様子見をしたのち、岩が乾いていることを期待して、2時半ころにクライミングの支度をしてガマスラブを目指して移動。柴崎は、その前に金峰山登山に出かけて、クライミングは6人。
【11日】雨のち曇りときどき薄日
ガマスラブの上部のスラブ状岸壁のケロヨン(5.7)に冨田が、ブレイブハート(10a)〜ガマルート2ピッチ目(5.8)に横倉がトップロープをセットし、うまい人も下手な人もそれぞれのルートを1回〜2回登ったり確保したりして久しぶりのスラブの登攀を楽しんだ。私はもともとスラブは顕著なホールドがなく、バランスで登るので好きではなかったが、横倉、冨田両コーチの指導よろしきを得て、何とか(3年ぶりの)小川山のスラブ壁を上ることができた。
岩場からの帰路に、金峰山に登頂した柴崎が合流して、キャンプサイトに戻った。金峰山荘でお風呂に入ったり、それぞれ夕食の準備をしたりで、各自が持ち寄った食材とアルコール類でにぎやかに夕食。たき火を囲んでの団欒のあと、3つのテントに分かれて就寝。夜中に私の(久しぶりの)鼾を避けるように退避した被害者が約一人。
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ブレイブハート(10a)をリードする横倉(O) | ガマルート2ピッチ目をリードする横倉(O) |
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ケロヨンを登る長嶌、ビレイする冨田(O) | 同(O) |
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ブレイブハートを登る猪口、ビレイ山川(O) | 同(O) |
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ケロヨンを登る小野(N) | ブレイブハートを登る山川(N) |
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ブレイブハートを登る長嶌(0) | キャンプファイヤ(O) |
【12日】晴れ
私は、夕方に地元の三町内会合同の会議があるため、当初は午前中はクライミングのつもりでいたが、中央道の渋滞の懸念もあり、朝食後、テント・タープなどを撤収し、みんなが岩場に向かうのを見送って9時過ぎには廻り目平を後にしました。晴れ
横倉によれば、残った6人は乾きの早いおむすび山スラブに出掛け、10bのラベンダーに登ったようだ。
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無名ルート(10a)をリードする猪口(Y) | ラベンダー(10b)をリードする冨田(MY) |
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ラベンダーをリードする冨田(MY) | 無名ルート(10a)を登る柴崎(MY) |
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ラベンダーをリードする横倉(Y) | 同(Y) |
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手前 長嶌、奥 猪口(Y) | ラベンダーを登る長嶌(MY) |
【感想】横倉
紅葉の時期を迎える頃の小川山は岩のコンディションも最高で、花崗岩を登る楽しさを提供してくれる。10月10日〜12日にかけ今回クラブ山行として約1年振りに計画された「キャンピング&クライミングin小川山」であったが、台風23号から変わった低気圧が北海道沖に停滞。結果、週間天気予報が日替わりメニューの如く変わり今回の担当幹事を大いに悩ませた。最終的に幹事の判断で当初の日程を1日ずらして実施することに決定したものの入山日の11日(日)は雨。幸いなことに予報通り正午近くには雨も上がり、午後はスラブ状岸壁へウオーミングアップに出かけることが出来た。
翌12日(月)は雲一つ無い快晴。風も殆ど無く、比較的暖かい絶好のクライミング日和となった。天幕等を撤収後、南に面し雨後の乾きが早い「おむすび山」へ向かう。混雑が予想されたが他にパーティーは無く貸し切り状態であった(近年小川山でのクライマーは少なくなっている?)。
ほぼ20年振り位でラベンダー(10b)を登ったが、ホールド等覚えているはずもなく、まるで初見で登るような新鮮さを感じた。「おむすび山」に引かれたラインは、今では何れも「クラシックルート」と呼ぶに相応しいものばかりであるが、何れもライン取りが自然であり、特にグランドアップで拓かれた「ラベンダー」は、最盛期を疾うに過ぎたオールドクライマーにとって登る緊張感と楽しみを思い出させてくれる素敵なルートであった。
【感想】山川
山も岩も随分と久しぶりでした。トップロープでしたがパワーよりバランスで登るスラブのルートは後期高齢者の私でもそれなりに楽しめました。皆さん、ありがとうございました。
【感想】冨田 久しぶりの小川山、2日目が晴れて紅葉もそこそこ楽しみました。おむすび山のフエースで2段目が登れず、靴が大きすぎるのと、体力不足を痛感しました。次は天気のよい平日に行ってみたいな!
【感想】小野 2年越しの小川山、スラブが苦手で、小川山もどちらかというと逃げたいところですが、今回は共同幹事なので、覚悟を決めて参戦。冨田、横倉名人に懇切丁寧にスラブの登り方をわかりやすく教えてもらい、今まで避けていた10aをトップロープとはいえ登れたので、老後の楽しみになりそう。
[報告者:小野](写真:Yは山川、MYは横倉、Nは長嶌、Oは小野)
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