シャモニクラブ 山行記録

尾瀬 至仏山

日時:2016年7月18日(月)前夜発

参加者:冨田、長嶌


ここのところ、山歩きを殆どしてないので8月の剣にむけてのトレーニングを兼ねて、以前から楢俣川から沢の源頭にあたる至仏山に登ってみたい!と、思って、登ってなかった至仏山に登ってきた。
前夜発、戸倉の駐車場で仮眠をとりバスで鳩待峠へ、駐車場もすぐ下に、新しく整備された。峠から緩やかな道をくだり、のんびりと花の図鑑片手に歩くとしばらくで山ノ鼻到着!小休止のあと、花を求めて尾瀬ヶ原を散策するが、お目当てのニッコウキスゲは夏が早かったのか、鹿の食害にやられたのか、まったく見当たらない、池塘のヒツジ草はまだつぼみ。それでも、いくつかの花を見つけ山ノ鼻にもどり、至仏山の登りにかかる。

ニッコウキスゲソバナ

樹林帯を半分ほど登ると視界が開け、眼下に尾瀬ヶ原が池塘を浮かべながら見えてきて、その先に、燧岳が堂々とした山容を見せてくれる。滑りやすい蛇紋岩の登山道をひたすら、花を見つけながら登り続ける。下山禁止となっているのは、滑りやすい岩と踏み荒らしによる破壊から守るため!と推測できる。注意深く花を観察しながら歩くと、わずかに残るキスゲ、ソバナ、トモエソウ、ツリガネニンジン、タカネバラ、タカネナデシコ?その他30種以上の花を見つけ、やがて山頂に到着。

コオニユリトモエソウ

タカネナデシコとシシウドタカネバラ

至仏山頂上

沢を登ってきたパーテイに話を聞くと楢俣湖も水がなく、ボートでわたるところを、林道をひたすら歩いて来た!とのこと。本当に今年は異常渇水である。大勢の登山者が行き交う道を、高嶺の花に癒され鳩待峠へ下山した。剣のトレーニングにはならなかったが花に癒されたのんびり山行でした。

                         冨田 榮吉


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