シャモニクラブ 山行記録

年末山行 八ヶ岳 大同心稜・阿弥陀北稜

日時:2016年12月28日〜30日

参加者:冨田、小野、笹川、長嶌、高橋、ゲスト(川島、池端)


12月28日(水)晴れ
 スーパーあずさで3人、自家用車3台で4人が参集、笹川車は茅野で、電車組3人をピックアップ、美濃戸口で、笹川車に残り3人の荷物と池端をピックアップし、赤岳山荘へ。高橋、川島は空身で赤岳山荘まで歩き合流。昼食と休憩の後、北沢を赤岳鉱泉に向けて出発。 鉱泉には2時頃に到着し、チェックイン後一休みの後揃ってジョーゴ沢に。
最初の滝に先行パーティ2人がいたが、氷の状態は良くない。滝のセンターからは勢いよく水流が流れ落ちている。上流の滝の状況をきいたら、もっと悪いと言う事で、ここにトップロープをはって練習することに。
それぞれ、氷の感触とアイゼンの調子などを確認し、池端さんは、アイゼン歩行の訓練のあと、アイスクライミング、スクリューのセット方法などの練習をして、本日の行動は終了。鉱泉に戻って夕食までの間くつろぐ。

28日 北沢から大同心が見えてきた夕食

12月29日(木) 曇り 鉱泉前の気温マイナス8度。
朝食後、7時頃に大同心稜に向けて出発。大同心稜への分岐から、間もなく樹林帯に入り、急登に次ぐ急登をつづけ、樹林帯を抜けたあたりでは、予報通り強い風に見舞われる。ところどころ氷結箇所が現れ、ロープが必要となったが、7人に8mm×30mのロープしか携行していないことが判明し、笹川、長嶌は引き返すことにし、残り5人は大同心ルンゼの入り口まで進んだところで、天候(強い風との闘い)の状況から判断し、ルンゼから硫黄岳への登頂を断念し下山することに決定。
 登りよりも下降に注意が必要で、急傾斜の山稜をs注意深く下降し、赤岳鉱泉に。鉱泉に戻った時には上空には青空が張り出したが、上空の風は一段と強まったようである。  笹川、池端、小野は、予定通り帰京することになり、赤岳山荘〜美濃戸口経由で、帰京。
(小野:記録)(写真提供:小野、川島

29日大同心稜下部大同心が見えてきた

大同心ルンゼへのトラバース大同心ルンせ入口

大同心と大同心ルンゼ

下降開始

ガスで霞む大同心赤岳鉱泉と大同心山

12:21下降路から振り返る大同心

12月30日(金)小雪&ガス。冨田、長嶌、高橋、川島の4人は阿弥陀岳北稜へ!!
朝のうち濃いガスと小雪の中、高橋パーティも氷の状態が悪そうなので四人で阿弥陀の北陵へ向かいました、取り付きには10人近くいて、トップが全くのぼれないので、雪壁を左から回り込みリッジに出て次の岩峰も左から回り込み、冨田のみ岩を直登し雪壁を登るとスノーリッジとなり100mほど登ると陽光に輝く阿弥陀岳の山頂に到達!9時40分.180度のパノラマを楽しみ、未だところどころ岩の出ている下降路を中岳のコルにでて、雪も落ち着いているので中岳沢を一気に下降!真っ白に化粧した赤岳西壁?大同心まで素晴らしい展望を楽しんだ!
(冨田:記)(写真提供:川島)

【コメント:高橋】
先日は大同心稜で色々とお世話様になりました。多人数での登山で、皆様と楽しい登山が堪能させて頂きました。有難うございました。
翌日は天気予報では強風とあり、我々もルート変更として4人で阿弥陀岳北稜を登りました。岩場が混雑していたことと、マイナス17度と寒いため岩場は迂回し雪壁を迂回で山頂到着となりました。
一緒に参加した川島君も楽しかったと帰路話してました。今後とも宜しくお願いいたします。

30日 北稜

長嶌冨田

阿弥陀岳頂上

中岳沢下降


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